ZIP 備えは大丈夫?用意しておくべき防災バッグと水のいらないシャンプー
日本は太古の昔から地震の多い国ですが、21世紀以降の15年の間だけでも、先日発生した熊本の地震を含め、最大震度7がに達した地震が実に3度も発生しています。
また、9月1日は1929年関東大震災に由来する「防災の日」になっていますし、大規模地震・災害が発生直後は、にわかに防災意識が高まりますよね。
その意識を持続することはなかなか難しいものの、皮肉なことに、この短期間に相次ぐ災害を目の当たりにし、日ごろの備えや意識を以前よりも強く持つようになったという方は多いかもしれません。
今回は4月22日放送のZIP「アレナニ?」のコーナーより、注目の防災グッズのご紹介です。
防災用品はリュックにまとめて
出典:https://defend-future.net
防災に役立つグッズは、スーパー、百貨店、ホームセンター、コンビニ、百円ショップに至るまで、さまざまな店舗で購入ができます。
中でも、あらゆる方向で防災や震災時の緊急対応を考えると、ホームセンターの品ぞろえはやはり魅力的でしょう。
最近の売れ筋は、リュックサックに必要なものがひとまとめにされた非常持ち出し用防災リュックのようです。
1日3食3日分の飲料水・食料(人数分×9)、携帯・スマホの充電器、簡易な救急セットなどがひとまとめになっているものです。
家族全員が1つずつ持ったり、4~5人分をひとまとめにしたり、さまざまなタイプが販売されており、便利で機能的にできている分、少々高価なものが多いのですが、備えあれば憂いなしで、できれば備えておきたいもの。
安く上げたい方は、使えそうなもの・役立ちそうなものを意識して、ふだんから持ち運びのしやすいバッグに入れておく方法もあります。
いずれの場合でも、飲料水や食料品、飲み薬など、賞味(使用)期限切れのまま入れっ放しにならないよう、時々入れ替えることが大事です。
また、意外と劣化しやすい絆創膏、放電や液漏れの心配がある乾電池なども、定期的に覗いてチェックすることが大事です。
荷物をまとめる際に注意したいのが、重い荷物を運ぶ際に便利そうなキャスターつきのキャリーバッグ。
地震で建物が倒壊したり、道路コンディションが非常に悪くなっているときなどは、肝心のキャスターが使えないケースも想定し、できるだけ軽くて丈夫で、いざとなったらしょったり肩にかけたりも可能な3WAY・4WAYタイプがおすすめです。
できるだけ「手に何かを持っている」状態は避けられるようにしましょう。
Defend 防災セット
地震が起きてからでは遅いので、こういったものは、在庫があるうちに購入しておくと良いでしょう。水が出ない・手に入らない状況でも使えるあれこれ
出典:http://cosme.to
大地震を経験した方の中で、「あのときは水に苦労した…」という記憶がある方は大変多いと思います。
筆者も東日本大震災時、地元のラジオを聞いていたら、「△△市○○町ですが、やっと水道が復旧しました」というようなリスナーのメールが紹介されるのを聞くたび、「2ブロック違うだけなのに、この辺はまだなの?」などとやきもきしました。
発災後、最初の2、3日は特に水が悩みの種ということが多いので、常に水を汲み置き(ただし、3日程度で入れ替えが必要です)や買い置きをしておくといいでしょう。
缶詰のごはん、パン、レトルトパウチ食品など、水の添加なしで食べられる食品も多く出ているので、そういったものを常備しておくのもいいでしょう。
おかず用の肉・魚の缶詰やカップ麺は便利そうではありますが、味付けが濃くて喉が渇いたり、調理に水(お湯)が必要だったりするのであまり向きません。
カップ麺を俗に「非常食」と呼んだりすることもありますが、あくまで平常運転時の非常食ぐらいに考えたほうがよさそうです。
また、お風呂にしばらく入れないことを考えると、衛生用品の備えもしておきたいですね。
ウェットティッシュ(これも乾燥しないように定期的にチェックして)や水なしで体、髪や頭皮の汚れを拭き取れるドライシャンプーやローションなどなど。
ドライシャンプーは、平常時に風邪などで入浴できないというときにも使えます。
資生堂フレッシィ ドライシャンプー スプレータイプ
【参考】自分にとって必要なものは自分で用意する
水や食料、基本的な生活用品などは、どんな人にとっても必需品ですが、全く必要としない人もいる反面、それを必要とする人にとっては死活問題というものもありますよね。例えば生理用品、持病の薬、メガネ(コンタクト)など、平常時なら気軽に手に入るものが、災害時には途端に貴重品になってしまいますので、常に余分や予備を意識して備えておくと、とっさのときに役立ちます。以下、ゆとりのあるときに読みたい役立つリンクを集めました。
「生理用品についての理解を深める」「おもしろい」と評判になっているマンガ
東日本大震災時におけるお薬手帳の活用事例〔PDF〕
日本薬剤師会から2012年6月に出された文書です。
メガネユーザーの災害時への備え
まとめ
いつ巻き込まれるかわからない、そして不便な状態がどのくらい続くかわからないのが災害というものですから、備えても備えてもキリがないと不安になるかもしれませんが、そういった状況で最も必要なのは、「いつまでもこんな生活続かない。もうひと踏ん張り」と、何とか歯を食いしばって乗り切ろうという気持ちではないかと思います。必要なアイテムについては、現況何の備えもないという方はもちろん、常に何かしらを常備しているという方にとっても、何らかの注意喚起になれば幸いです。
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